ゲルの天井が薄明るくなった頃、トイレに行きたくてしょうがなくなった。
寒くて毛布から出れないし、ゲルの周りに犬のうなり声が多数・・・・・
怖いよぉー。 トイレぇー。
しばらくして、ガイドが起こしに来た。
もう起きてるってば! トイレ!!
後で聞いた話では、男子ゲルの周りにも犬がうなっていて、
ある一人は「狼かなー、怖いよぉー」と情けない声を出してたそうな。
K大院生、頼むぜ・・・・・ぉぃ。
外に出ると、吐く息が白い。
早く暖房のついた車に乗りたし!
BUT・・・
エンジンが寒すぎてかからなーい。
地元の人が水筒にお湯を入れて運んで来てくれる。
それをエンジンにかけてしばらく。 やっと動いたー。 ほっ。
少し車で移動して着いたところで、地元の人たちの競馬を見せてもらう。
十数頭の馬が全速力で走る振動が大地に響く。
その後、相撲。
日本男児代表も挑戦したが、全員黒星★
昨日はもう暗くてわからなかったけど、本当に美しい場所に今いる。
少し斜面を登ると、眼下に細い川が何本もくねる草原が一面に広がっている。
そこに白い羊の群れや、茶色くたくましい馬が散らばっている。
その草原を囲む白い頂の山々。
その美しさと広さに圧倒され、やわらかい草の上に座ったまま動けなくなった。
今日は、イリに向かう移動日。
細く舗装されていない道路は、際どいカーブのたびに目をつぶったり、悲鳴上げたり。
途中、目にしたのは後ろから落ちかけて運転席がかろうじて道路の淵にひっかかってる状態のトラック。
みな、絶句だが目を離すことができない。
バンがトラックの反対側に回ると、ひっかかった運転席の足元にしゃがんで遠い目をする運転手。
・・・・・絶句・・・・・。
居眠りから覚めれば、窓の外には大量のひつじの死骸。
ひつじを運搬してるトラックが横転したらしい。
・・・・・・・・・・・・。
あぁー、神様。
お昼ごろ、到着したのはナラティという町。
お昼ごはんをすませ、また寄り道。
新源県旅游風景区。 30元。
入場料を浮かせようと、座席の下に隠れたりして人数をごまかす。
係員がバンに入って人数を数える。
にやにやしちゃう。
ばれずに入場成功。
中は、ひまわり畑や小川、干草をこれでもかと乗っけて移動する運耕機。
そこでスイカとハミ瓜タイム。
トイレはひまわり畑で☆
近づく友達の気配に、 「ここにいるからぁー!」 と大声で知らせる。 やだ、見ないでぇ。
イリに着いたのは、夕方ごろ。 イリ市花城賓館。
列車で会った周さんが住んでるのが、ここイリ。
着いたら連絡して、と電話番号のメモをもらってたので、ガイドに代わりに電話をかけてもらう。
周さんがホテルまで迎えに来てくれることに。
しばらくロビーで待ってると、周さん登場。 熱烈熱烈ー。
私を含め、4人で周さんとイリを歩く。
連れて行ってくれたのは、レストラン。
そして、新疆料理を食べなければ、と周さんは大量の水餃子をオーダー。
最初はおいしく食べてたけど、だんだんきつくなってきた…
男子にもっと食べてよ、とつつく。
彼らが餃子と戦ってる間、周さんと筆談。
日本に来たら熱烈歓迎します、と伝えると、私は軍人だから海外には行けない、との返事。
そうなの?
中国の有する軍人の数を聞くと、それは軍事機密、という返事。
デリケートなところなのかしら。
話題を変えようと家族のことを聞くと、どうやら、奥様が入院中らしい。
心配する私に、「生病」と書く周さん。 ん? せいびょう? 性病?
私の中国語力ではここまで。
しかし、にこにこの周さん。 あとで調べたら、妊娠のことらしく、めでたいことだったのだ。
なんとか、水餃子をクリアし、どこに行くかと思ったら外の屋台。
まだ食べるのぉー。
目の前にはたらいにてんこ盛りのポロ。 げふっ。
そしてヒッツジーのアッタマー。 っ。
白いところてんのような、フシギな新疆料理をいただく。 味は、ない。
ホテルに戻る時間が迫っていたので、りんごを分けてあげたいという
周さんの熱烈ぶりに申し訳なく思いながら、
ホテルまで送ってもらう。
中国語をもっと勉強するように言われ、再見。
多謝!!

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