朝食後、車に乗り込み、日曜の家畜バザールを見に行く。
小さな町に停車。
通りを抜けるとかなりの大きさの広場があり、そこにいろんな家畜がところ狭しと売られている。
ヤギやひつじは交互に頭をくくられて売られている。
家畜と同じくらい、人も多い。
そんな中、ピンクのタンクトップとサングラス着用の日本男児二人のまわりだけ、渋谷…。
まわりにウイグル帽+ひげ+茶系コーディネイトの新疆男児が取り巻く中、あの二人の周りだけ、渋谷
遠巻きに笑ってると、男が何か話しかけてくる。
なんだね。
数人一緒にいたので気が大きくなってたのか、ちょっと行ってみる?と、その男についてく。
が、やっぱり怪しくない?という結論になり、途中で逃げる。
どうやら、金持ちの日本人に自分の家畜を売りたかったらしい。
いやいや、小遣い程度で変えようと家畜はいらねーぜ。
帰り道、通りに発見した新疆のマルコメ君
(ちょっと見にくいか…)
ちょーかわいい。
手を出すとつないできたので、「一緒にお姉さんと日本行っちゃおっか♪」と
不審人物ごっこ
をして遊ぶ私に、おっきな瞳で「うん」とうなずくマルコメ君。
えー、日本語わかるん?
いいの? 連れてちゃうよー、と歩き出すと、てくてくついてくるマルコメ君。
おかあさーん! すぐに防犯ブザー持たせてくださーい! SECOMしてくださーい!!
あぷないあぷない。
さて、バンでメンバーを待ってると、車の外に数人子どもがこっちを見てる。
折り紙で折ったセキセイインコをあげると、小さな女の子は不思議そうにそれを見て、私のほうに笑顔で向き直り、 みじんのためらいもなく、インコを引き裂いた…。
地面に横たわる真っ二つのインコ。
ちょっと寂しくしてると、女の子が庭からおおきなダリアをちぎってもって来てくれた。
真っ赤な太陽みたいなダリア。
ありがとう、と言うと、気をよくして他のメンバーにも次々とダリアを渡してく。
どんどん寂しくなる庭。
あ、ありがとう。


そして、セリム湖 (サイラム・ノールもしくは賽里木湖) に到着。
湖のほとりにはいくつもゲルがあって、中国人の団体も泊まりに来ているキャンプ場のようなところ。

これから待ちに待った乗馬教室
もう動物園のふれあい広場みたいにおじさんがずっと手綱を持って一緒に回るとか、そんなんじゃ満足できないの!  ぽくぽく歩くのとか、物足りないの!
まずは輪になってラジオ体操…。 って、恥ずかし。
背の高さで馬を選んでもらう。
158cmの私には少し大きめの茶色い馬がパートナーに選ばれた。  よろしく。
馬には必ず前方(馬に見える方向)から近寄って、尾の方を見て馬の右側に立ったら左足をあぶみにかけ
うんしょっと乗って、手綱を少しゆるむくらいで握る。
あぶみを馬のお腹に軽く当てると歩き出すチャイラン(と命名。ウイグル語で茶色)。
みんなでほとりに沿って歩く練習。
走り出すと鞍の上で振り回され、呼吸が苦しい。
足でしっかりあぶみを踏んで体を固定させないと危ない。
馬も息が上がるが、乗ってる私のほうがぜーぜーいってない?
しかし、乗る人に似るのかしら、チャイランたら本当にLAZY HORSE
持ち主の声とか鞭の音がないと、すぐに私なんか無視して走るのやめちゃう。
ほれほれ、草食ったりおしっこしてる場合じゃないっての。
腹けるのも疲れちゃったよ…。
Uターン地点でゲルを発見。
近くに人がいたので声をかける。
馬を下りて、案内されるままゲルの中にともだちとお邪魔。
白い石灰のようなチーズをいただく。 味はうすく、ぼそぼそした食感。
18歳のお姉さんと弟はふたりとも真っ赤なほっぺと細い目をしてた。
ありがとう、と告げて出発地点へ戻る。
今日の乗馬はここまで。

夕日を受けた東側の山並みはバラ色に染まってる。
ゲルの中で食事タイム。
メインはひつじの丸焼き!
赤いリボンを頭に巻き、草を加えて、首をありえない方向に曲げて登場。
痩せてて食べづらいけど、おいしくいただきました。
夜のセリム湖は静かで星がキレイ。
小学校の頃、星座にはまってた私は、あれは何座、何座と講義。
バインブルクみたいに歯を鳴らさずにゲル泊できそう。

inserted by FC2 system